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人間 っぽい 女
無表情だが好奇心旺盛な10代後半から20代前半に見える女性
育った環境の影響なのか、常識知らずな面が突出して見える
というより彼女の常識はこの世界のものと逸脱してる部分が多いため、違う場所からどうにかして来たのかと思われかもしれない
3510(サンゴーヒトマル)が正式名称らしいがミコトと名乗っている
名前:3510(ミコト)
身長:165cm
特技:射撃、銃整備、掃除
《3510の記憶》
【記憶1】
「3510番、あなたは命令に背いた行動を取りました。これは重大な違反行為に当たるため、規則に則り廃棄処分をするかの審議を始めます。弁明があるのならどうぞ」
「あなたが撃てと言った先にはミュータントの他に猫もいました。あのまま撃っていたらこの子も死んでいたことでしょう。」
3510番と呼ばれている女性の腕の中には薄汚れた成猫がいた。
「それに、もう生き残っているオリジナルの人類はドクターしかいません。我々が戦う理由はあるのでしょうか。」
「審議が終わりました。3510番、あなたに廃棄処分を命じます」
「…承知しました」
【記憶2】
「ドクター、私は処分を命じられたはずです。なぜ処分の取り消しを?」
「君が人間になってくれる可能性があったからだよ。ひとりぼっちは寂しいからさ」
「クローンの生物学上人間ではありますが、規則によって別のものであると定められています。そのため私は人にはなり得ません」
「お堅いね。人間かどうかってのはそういうのじゃなくてここで決まるんだよ。ここ」
「左胸がどうかしましたか。」
「ハートだよ…つまり感情。君は芽生えかけたんだろ?」
「感情を司るのは脳かと思われます」
「君さ…まあ少しずつ覚えていけば良いよ。3510は言いにくいから…今日から君はミコトだよ。語呂合わせもそうだけど命って感じで縁起がいいし!」
【記憶3】
「ドクター、何を読んでいるのですか?」
「あぁ?これ?読んでるんじゃない、見てるのさ。アルバムだよ。写真、気になる?」
「ドクター、四角い大きなものがたくさん連なっている景色は何ですか?この鮮やかな色のものは…広大な水溜まりと砂は何ですか?この変わった衣服は何のために?なぜこのような寒そうな格好を、服装が全て違うのは?
「これは街、これは花、そしてこれは海。世界がこうなっちゃう前は四季ってのがあってね。春は暖かく、夏は暑く、秋は涼しく、冬は…今と同じかな。かなりマシな寒さだけど」
「街、花、海。四季、春夏秋冬…それは今どこで見られますか?」
「もう全部なくなっちゃったよ。あー、でもどうだろ。世界のどこか全部探し回れば1箇所ぐらい無事な場所があるかも…ミコト、に色んな服着せてみたかったなぁ…あ、待って。私の昔着てた服が確か倉庫に…みんなの遺品とかかき集めたらいい感じになるかも。ミコト、ファッションショーしようよ。そんな地味なのやめてさ。じゃーん、見て、サイバー風うさみみパーカー」
「意味がわかりませんが承知しました。それとあまり散らかさないでください。片付けるのはいつも私です」
【記憶4】
「クローン、君以外全滅しちゃったね」
「このシェルターも長くは持たないでしょう。一人で行ける範囲で私が遠征に行くのでドクターはここで待機を…」
「ねぇ、ミコト。もうさ、全部終わりにしようよ。どうせ生き残れっこないんだからさ
だったら辛い目に遭う前にここで一緒に…」
「ドクター、何を…銃を下してください。ドクター」
【記憶5】
白を基調にした無機質な医務室のような場所に血まみれで虫の息になっている女性と銃を向けているクローンが一人いた。
「ドクター、私はね…街や花、海を見てみたいんです。だから、さよなら」
銃声が部屋の中をこだましていく。
5分が経過した。女は死体を見つめ、その場にしゃがみ込んだ。
15分が経過した。ドクターと呼ばれていた女性の使っていたデスクトップのモニターに0Signalと名乗る発信者からのメッセージが届いた。
『――伝説を作ってやろうぜ。この消費主義の極まった世界で、3日は皆が話題にするようなヤツだ』
人になりかけているそれはメッセージを目に通し、生まれ育った無機質な箱庭を後にした
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@Koyuki_Shousetu